2017年08月04日 15時53分

アコムで借りれない人の中には、これまで銀行カードローンや消費者金融キャッシングなどの利用経験があり、任意整理などの債務整理をした経験がある方も少なくありません。
審査の時にはこれまでの1～10年間または現在の利用状況に関して、個人信用情報機関に記録されているデータベースを照会します。
個人信用情報機関には債務整理や長期延滞などをしていたことなどが記録されていますので、金融事故情報(異動情報)があれば申し込みフォームで申告をせずに隠していてもすぐにわかってしまいます。

アコムなど金融業者に新規で申し込みを行ったときに金融ブラックの状態であれば、もちろんそのことが個人信用情報機関に登録されてしまいます。
日本には全国個人信用情報センター（KSC）、日本信用情報機構（JICC）、シー・アイ・シー（CIC）という3カ所の個人信用情報機関があります。
金融機関はどこかしらに加盟しており、アコムが入っているのはシー・アイ・シー、日本信用情報機構の2カ所です。

アコムに申し込みをする前にどこかの金融機関で融資を受けていて、例えば長期間にわたって借りたお金を返していなければそのことが個人信用情報機関を通じて知られてしまいます。
1日や2日の延滞ならまだしも、2～3カ月を超える延滞があれば個人信用情報機関にそのことが登録されてしまいますので、他社で申し込みをしたときに審査に悪影響を及ぼします。
現在延滞をしているようでしたら、まずはそちらの返済をしてからでなければ、他社に申し込みをしても審査落ちしてしまうでしょう。

過去数年以内に強制解約になったことがあると、アコムで審査落ちになる可能性があります。
強制解約は、借り入れをしている業者サイドの意思によって契約を解除されることです。
契約内容に反する行為を行ったときや、長期間に渡って返済がとどこおっていると、強制解約になる可能性がでてきます。

協会停止になっていると、確かにアコムで融資を受けたくても借りれない人となりますが、これはご本人の意思によってキャッシングができないようにしているものです。
協会停止になるケースとは、例えばご本人がもう借金をしたくないと強い気持ちを持っているのですが、もしかしたら将来気が変わって借り入れしてしまうことを防ぐために、自分から制限をかけ予防を行うなどの状況です。
申し込みも協会停止を解除する手続きも、当人だけが行えます。

代位弁済の履歴が個人信用情報機関にある場合も、アコムで審査落ちしてしまうでしょう。
代位弁済とは過去に金融機関から借り入れをしていた人が、自分自身で返済ができなくなったことから、保証会社などが身代わりとなって借金の残りを完済することです。

個人信用情報機関に金融事故を起こしたデータが登録されてしまったとしても、一定期間を過ぎれば抹消されますので、永遠に融資を受けられない原因になるわけではありません。
ただ、アコム以外の金融業者でも共通のことがいえるのですが、自社で行われた利用のやり取りは社内でのみ保管することは可能です。

保管されている過去のやり取りは、新規で審査をするときに参考に役立てられます。
もし、個人信用情報機関には記録が抹消される年月が過ぎていたとしても、アコムで何カ月も返済が遅れたなどの過去があれば、その過去が原因で審査に通過できなくなる可能性があります。
そのような場合はアコム以外のところに申し込みをした方が、融資を受けられる確率は高いので、アコムまたはアコムが保証会社ではない金融機関を選ぶことをおすすめします。